カインズは5月23日、「面白法人」を標ぼうするカヤックと資本業務提携契約を締結したと発表した。カヤックはカインズに対し発行済株式総数の3.5%を割り当て、カインズは柳澤大輔CEOや久場智喜CBO、貝畑政徳CTOらに次ぐ5位の大株主となる。

 資本業務提携により両社は、カインズが推進する「DIY文化の創造」や地域社会との共創を図る「くみまち構想」などの実現に向けたパートナーとして、顧客に対するプロモーションなどコミュニケーション戦略を推進。商品やサービスの共同開発をはじめ、カインズのくらしメディアのコンテンツ開発、カヤックの提供する「まちのコイン」を活用した DIYなどのコミュニティー育成、カインズが推進する「くみまち構想」とカヤックの「ちいき資本主義」事業の連携、両社の従業員の人材交流による社内文化活性化などに取り組む。

 また、カヤックは資本業務提携で調達した5億円を、重点領域とする「eスポーツ領域」や「地方創生領域」、メタバースをはじめとする「新規性の高いエンターテイメント領域」における開発費、販促費、人材関連費などへの追加投資に充当し、さらなる成長につなげる計画だ。