なんとディスカウントストア(DS)か。ヤオコーらしからぬ新業態の姿が徐々に浮かび上がってきた。同社は2月1日付けで100%連結子会社の「フーコット(FOOCOT)」を設立、事業目的はスーパーマーケット新業態の運営で、社長には元常務取締役営業統括室長の新井紀明氏が着任すると発表されたが、新業態の中身については一切明かされていなかった。
業界関係者の話を総合すると、フーコットのコンセプトは圧倒的な安さ、高鮮度、豊富な品揃えの3点。「フーコットの名前の由来は『FOOD COST PERFORMANCE MARKET(フードコストパフォーマンスマーケット)』の略称だ」と指摘する関係者もいる。目下、その1号店の出店地と見られるのが埼玉県飯能市。3月31日に閉店したスーパーアルプス飯能新光店跡を改装し、8月上旬にオープンする予定だ。