2030年頃までには10兆円を目指したい

 楽天が手がけるECモール「楽天市場」の2020年度流通総額が3兆円を突破した。決算に先立ち、出店店舗向けイベント「楽天新春カンファレンス2021」に登壇した三木谷浩史会長兼社長は、「30年頃までには10兆円を目指したい」と明言。「現状アマゾンやヤフーよりもバンバン伸びていると思う」と強調し、コロナ禍における高い成長を印象づけた。

 楽天の20年12月期の連結決算は、携帯電話事業の先行投資が響き最終赤字となったものの、既存事業の好調により売上収益は前年比15.2%増の1兆4555億円だった。うち4割を稼ぐのが国内ECで、売上収益は5841億円(同21.1%増)、営業利益は582億円(同13.0%増)と飛躍を遂げた。

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