日本アクセスは、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、1月にさいたまスーパーアリーナやインテックス大阪で予定していた「春季フードコンベンション2021」の会場開催の中止を決定。その代わりに東日本向けウェブ展示会を1月26日から、西日本向けを2月1日から、それぞれ2月28日まで開催した。

 今回、開催テーマとして「Restart−変化への対応−」を掲げた。ウェブ展示会のページでは、カテゴリーやキーワード、フリーワードで商品検索が可能。商品の仕様など詳細情報を閲覧できるほか、見積もり依頼機能を備え、商談につなげる工夫を凝らした。

 とくに日本アクセスが強みとするチルドでは昨年2月、チルド飲料やデザートなどの商品企画開発を行う事業会社「ワンダーチルディア」を設立。「味覚開発」と「スピード」を強みとする同社は親会社の伊藤忠商事や日本アクセスなどとのシナジーを生かして、通常半年以上かかる商品企画から販売までの速さを4カ月程度で実現。コンビニ向け飲料を中心に30種類以上の人気商品を展開している実績などをアピールしていた。

 次世代ビジネスでは、急激に変化する消費者の購買行動に対して小売業やメーカーの対応をサポートし、IT化を支援する「情報卸」を掲げている。この事業を担う子会社のD&Sソリューションズは昨年11月、小売業向けの需要予測・自動発注サービスを提供するシノプスと包括的業務提携を締結し、小売業の収益改善に貢献するメーカー向け情報開示サービスを開始。小売業とメーカーのデジタルトランスフォーメーションを加速させる基盤構築を目指す方針だ。

 また「アクセステーマコーナー」では、商品情報に加えて日本アクセス独自の提案や情報を紹介。独自提案のページでは、実会場で掲示する予定だったパネルをベースに提案内容の詳しい説明を掲載した。重点カテゴリーの酒類と菓子では、競合との差別化につながるチルド酒や半生菓子を積極的に紹介した。

「生鮮・デリカ事業」では新型コロナの巣ごもり需要拡大を受けた提案を強化する。鮮魚は調味料メーカーとコラボレーションした漬け魚を提案。デリカでは内食のデザートの素やミックス粉が大きく伸長したことを受けて、惣菜部門の新たな分野へ進出する将来を予測。チーズケーキやプリンの手作りスイーツなどを提案していく考えだ。

(写真は日本アクセスWEB展示会東日本のトップ画面)