売り上げナンバーワンメーカーが鍋つゆ市場を牽引
Mizkan(ミツカン)が「だし」や「スープ」の領域を広げる新たな鍋つゆを提案している。コロナ下で消費者の生活習慣が変わる中で、鍋の領域拡大や個食化に対応した「食の新習慣」を創出。2020年度下期は、家庭で鍋の機会を増やす取り組みを推し進める。
鍋つゆカテゴリー全体では昨年度、暖冬で立ち上がりは苦戦したが、鍋つゆ売り上げナンバーワン企業のミツカンが2桁の伸びで市場を牽引した。その結果、鍋つゆ市場は前期比103%で拡大基調にある。その中でも同社が17年に発売した「焼あごだし鍋つゆ」が市場全体の牽引役となり、素材の味を楽しめる〝だし〟タイプが和風鍋つゆ内のタイプ別市場構成比で26%まで高まっている。