テナントが抜けた商業施設から問い合わせが急増

 百貨店や商業施設のイベントスペースなどに出店する期間限定店舗「ポップアップストア」のニーズが急激に高まっている。

 ポップアップストアの仲介を手がけるスタートアップのカウンターワークスには、ポップアップを出店したいメーカー・卸売業者と、商業施設側の双方から問い合わせが相次いでいる。中でもテナントの閉店が相次ぐ商業施設からの問い合わせは、コロナ前に比べて約5倍に急増。三瓶直樹CEOは、「(コロナ禍により)商業施設への出店で保証金1年分の先払いや7年間の定期借家契約を結ぶといった商習慣が成り立ちにくくなっている」と分析。「商業施設は空いたスペースを放置できないことから、ポップアップをうまく活用したいという声が多い」と変化を実感している。

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