米国の小売業界は、新型コロナウイルスの影響で深刻な売り上げの低下を続けた3月、4月から脱却し、5月は一気に市場が好転した。米国商務省発表によると、小売業の5月の売り上げ総額は前月比17.7%増の$4855億(約52兆円)に上昇した。
一方、前年比で見ると、5月の小売総額は前年比6.1%減少し、依然として後退基調にある。だが4月の19.9%減に比べると大幅に改善したことがわかる。
こうした改善傾向は、5月の小売業界全体に反映された。
ミシガン大学消費者信頼感指数は5月の72.3から6月は78.9と上昇に転じていると報告されており、明るい消費者心理が漂い始めていることがわかる。