キャッシュレス決済サービスを継続するかどうか。小売り各社が難しい選択を迫られている。昨年10月に始まったキャッシュレスポイント還元事業は、消費者側の利用促進に一役買った。さらにそれを強く後押ししたのがコロナ禍の非接触ニーズだ。マネーフォワード社が5月中旬に実施したアンケートによれば、コロナの影響でキャッシュレス決済を以前よりも利用するようになったとの回答が全体の4割を占めた。小売業側からもキャッシュレスの恩恵について「レジ業務が簡素化された」(ドラッグストア幹部)、「コロナの感染リスク低減につながる」(中堅食品スーパー幹部)など、評価の声は少なくない。

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