セブンイレブンでは伸長著しいチューハイに加え、ワインも強化している。コーナー化やPBの開発を進め、惣菜や日配品との買い合わせを促し、外食からシフトしている家飲み需要も取り込む構えだ。
ビールと日本酒・焼酎の酒類市場は毎年5%前後縮小しています。若年層は毎日の飲酒習慣がなくなりつつあり、飲酒量が多かった50代前後のサラリーマンも健康志向から酒量を減らしています。それに対して居酒屋メニューの定番となったチューハイは2桁の続伸を見せている。中でも当社ではレモンフレーバーがチューハイ全体の売上構成比の5割以上を占めるまでに拡大。今年10月の酒税法改正では、値頃な価格の第3のビールは税率が上がることから、税率が据え置かれるチューハイに購入をシフトするお客様はさらに増えると予想しています。
そこで今期の酒類では重点成長戦略として「チューハイのレモンフレーバー4段集中展開」のコーナー化を掲げました。従来メーカーシリーズ別に陳列してきましたが、これをお客様が選びやすいようにレモンフレーバーの商品だけを集め、最も視認性が高い目線の高さのゴールデンラインで今春から訴求。売り場全体でもハイボールとチューハイだけでゴンドラ1本まで売り場面積を広げ、100円から200円前後の幅広い価格帯の売れ筋商品で棚割りを作ります。特にチューハイはSMなどで特売品として100円弱の安いお酒として扱われていますが、当社では質が高いワンランク上の中高価格帯商品の価値を提供します。