二大成長企業はグラブとゴジェック

 急成長するフードデリバリー市場の中で、東南アジアは世界で最も激しい戦場の一つだ。シンガポール政府所有の投資会社テマセク・ホールディングスとグーグルがまとめたデータによれば、同市場は2025年までに80億米ドル(約8799億円)規模(18年の4倍)にまで成長すると予測されている。


 とりわけ興味深いのは、一時はドイツのロケットインターネット社が出資し、現在はドイツに拠点を置くデリバリーサービスのデリバリー・ヒーローと合併した先行企業フードパンダをしのぐ勢いで東南アジア発の企業が成長していることだ。現在はシンガポールのグラブとその最大のライバル、インドネシアのゴジェックとの間で熾烈な戦いが繰り広げられている。

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