専門店に負けない売り場で若年層を取り込む
アニメが流れる大きなデジタルサイネージを囲んで、韓国ファッションを取り入れたトップスやミニスカート、パーカー、ダメージ加工したジーンズと、トレンドを押さえた衣料品が並ぶ。サイネージ脇の柱周りは、中高生に人気のぬいぐるみやチャーム、「ぬい活」グッズなどで覆われ、賑やかな雰囲気を醸し出している。人気のアパレル専門店かと思いきや、実はここ、イオンリテールのヤング向けカジュアルブランド「ダブルフォーカス」の売り場だ。流行りのアパレルが1000円台から買えるとあって、夕方には友達同士、週末には母親を伴って訪れる中高生で賑わう。「我々の店舗のお客様は60代以上が中心だが、改装でダブルフォーカスはじめ、『衣料モデル』を導入すると、若い世代が一気に増える。しかも、そうした人たちが従来は立ち寄らなかった肌着売り場にも行き、商品を購入してくれるという相乗効果も生まれている」と、小田嶋淳子執行役員衣料本部長は破顔する。
小田嶋本部長が言う「衣料モデルの導入」とは、現在、イオンリテールが進める衣料事業改革の取り組みの一つ。衣料事業の収益改善に向け、「売り場」「商品」「営業」の三つの観点から事業構造を見直すというもので、そのうちの「売り場」改革の目玉が新しい衣料モデルの導入なのだ。
















