シジシージャパン(CGC)加盟のスーパー同士の経営統合だ。鹿児島県のニシムタは、8月19日付で同県のタイヘイを100%子会社化したと発表した。

 ニシムタはスーパーセンター業態を中心に鹿児島県に35店舗(うちFC9店舗)、宮崎県に2店舗、熊本県に2店舗の計39店舗を展開するリージョナルチェーン(23年度売上高845億円)。一方タイヘイは南さつま市と日置市吹上町で食品や衣料品を扱う総合スーパーを計2店舗運営している。

 今回の経営統合は、両社が同じ鹿児島県を拠点に活動しており、CGC加盟企業として協業してきたこと、またニシムタの経営資源とタイヘイの地域密着型店舗運営の強みを組み合わせることで、より一層シナジーが図れると判断したためとしている。

 今後もタイヘイは、当面現在の「ピコ」および「タイヘイ吹上店」の屋号で営業を継続する。経営体制は、ニシムタ代表取締役社長の西牟田敏明氏がタイヘイの代表取締役社長を兼務し、タイヘイ前代表取締役社長の渡辺健氏は相談役に就く。(写真はタイヘイのHPトップ)