セブンイレブンは7月に月間を通じた販促キャンペーン「SPECIAL夏祭」を実施する。割引クーポンやキャラクターグッズが当たる抽選、新商品の投入などを五月雨式に展開する。物の値段が上がり、お客の節約志向が強まる中、お得感やワクワク感をフックに来店につなげる。
セブンが夏期にキャンペーンを打ち出すのは3年目。だが今年はこれまでとやり方を変え、様々な施策を、実施期間に長短をつけながら、月間の中で入れ替わり立ち替わり展開する手法を採用した。岡嶋則幸執行役員マーケティング本部長(冒頭写真・右)は「いつもセブンに来ていただいている方の来店増・単価増はもちろんのこと、今までセブンに来たことのない若いお客様などをこの夏休み時期の波状的なキャンペーンで取り込んでいきたい」と意気込みを語る。
まず7月1~28日の期間、ほぼ月間を通じて打ち出すのが、対象商品を一つ買うと次回対象商品に使える割引クーポンを発行する「おかわりクーポン祭り」だ。セブンのオリジナルフードを中心に、メーカー商品も含む全13カテゴリーで実施する。期間の中でカテゴリーが移り変わっていくほか、割引クーポンを使った購入時にも再びクーポンを発行することで、リピート来店を狙う。

7月1~10日の期間には、「ななチキ」「揚げ鶏」の購入で発行されるレシートシリアルをためて応募すると、人気アニメ「ワンピース」のオリジナルグッズが当たる抽選企画を行う。また7月7日には、「7」のゾロ目にちなんで、アプリを開くと誰でも参加でき、最大現金30万円が当たるチャレンジ企画を実施する。

そのほか、7月7~11日にはセブンカフェスムージーを全品30円引きで販売。7月10日には値段据え置きでビッグサイズの「でかいななチキ」を発売。7月11日には税込711円ぴったりの買い物レシートを撮影して応募すると、抽選で711名にセブンのオリジナルグッズ詰め合わせが当たるプレゼント企画を実施する。
7月15日からは「メジャー級グルメ」と題し、新商品の展開をスタート。パンからはみ出すほどのソーセージを挟み込んだ「スタジアムドッグ」など、スタジアム飯をイメージした商品やアメリカの雰囲気が感じられるメニュー、大盛り商品などを発売する。また対象商品を買って発行されるレシートシリアルをためて応募すると、抽選でMLBの観戦チケットなどが当たるキャンペーンも実施する。



セブンイレブンは6月25日、都内でメディア向けの発表会を開いた。会場にはお笑いコンビ・ティモンディが駆けつけ、「SPECIAL夏祭」諸施策のお得感、お楽しみ感をアピールした。