ツルハホールディングス(HD)とウエルシアHDの経営統合が計画より早まった。当初2027年末とされていたが、4月11日の発表では、今年12月1日に経営統合する方針を示した。
まずイオンが5月をメドに、野村証券からツルハHD株式353万株を追加取得、約26.8%の株式を保有し、ツルハHDを持分法適用会社とする。続いてツルハHDが株式交換によりウエルシアHDを完全子会社化する。株式交換の効力発生は今年12月1日で、ウエルシアHDは11月27日に上場廃止となる。ツルハHDがウエルシアHDを子会社化した後、イオンはツルハHDにTOBを実施、出資比率を50.9%まで高めてツルハHDを連結子会社とする。TOBは、株式交換の効力発生後の12月上旬より開始、来年1月をメドに完了の予定だ。