千葉県地盤のスーパー・ナリタヤは9月6日、千葉県八街市に旗艦店舗「GRAN KITCHENナリタヤ八街店」をオープンする。モール型複合商業施設「グラン8モール」の核店舗として出店し、専門店のような“食の体験型ストア”を目指す。商業施設面積は6292㎡、うちナリタヤ棟は1940㎡。

 同店舗は、JR総武本線「榎戸駅」より北東へ約2.3km、車で約7分の場所に立地する。落花生の名産地として知られている八街市は、自然環境と都市機能が共存する地域。地域の農業や文化との共創を図りながら、“地元の魅力を再発見できる場”を提供したいという想いから、旗艦店としての出店を決定したという。

 各部門では、目玉コーナーや独自性の高いMDを訴求し“専門性”と“ライブ感”を追求する。青果では、フレッシュかつ彩り豊かなラインナップを用意し、鮮魚では、新鮮な旬魚の取り扱いや、対面でのサービスを強化する。このほか、ベーカリーコーナーでは、店舗限定ブランドの展開を含む、新しい取り組みも始動予定。ナリタヤ初となる商品や、地域性を生かした新商品の導入なども計画している。

 また、空間づくりにもこだわっており、店舗全体のデザインコンセプトは、温かみとぬくもりを感じる「オールドカントリー調」。自然豊かな農場を訪れたかのようなノスタルジックな世界観を店舗の随所に散りばめている。

 例えば、風除室の壁面には、赤いピックアップトラックや木造の納屋、果樹園が描かれたイラストを大胆に配置し、「Natural」「Organic」「Good Food」というキーメッセージとともに、ナリタヤが掲げる「健康的食生活提案企業」という理念を商品だけでなく空間そのものでも体現した設計を意識した。

 なお、グラン8モールのテナントには、ニトリ、ヤックスドラッグ、モスバーガー 、コインランドリーが入居予定だ。