「なぜバローが出展しているのか」。2月中旬、千葉市の幕張メッセで開催された食品流通の商談展示会「スーパーマーケット・トレードショー」の来場者の間でちょっとした話題となったのが、岐阜の食品スーパーバローの出展だ。ブースでは鮮魚とインストアベーカリーの二つの売り場を再現。鮮魚では本マグロの寿司を、ベーカリーでは米粉パンの試食を行い、特に寿司はネタが本マグロとあって行列ができていた(冒頭写真)。
トレードショーは一般的に、メーカーが商品紹介のために出展する。小売業の例もないではないが、成城石井や紀ノ國屋、ロヂャース(朝日商事)、ダイソーなどの目的は、他の小売りに自社のオリジナル商品を扱ってもらうことだ。