一包化を他の薬局に委託し、薬剤師の対人業務を強化

 国家戦略特区の大阪市で2024年夏から行われている、調剤業務の一部外部委託の実証実験。対象となるのは、服用のタイミングが同じ薬を1回分ずつ一つの袋にまとめる一包化で、飲み忘れや過剰摂取の防止につながるため、高齢者などに希望者が多い。

 調剤は処方箋が提出された薬局内で行うことが薬機法で義務付けられているが、特区認定を受けた大阪市では24年7月から、同市の確認を経た上で、一包化に限り別の薬局に委託することが可能になった。これは全国初の試みであり、薬剤師の対物業務を効率化することで、服薬後のフォローや医師へのフィードバックなど対人業務の充実を図る狙いがある。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから