ベトナムは世界有数の靴生産国であり、ナイキやアディダス、アシックスといったグローバルブランドの生産拠点となっている。一方、国内市場も拡大を続けている。若年層、特に都市部の若者にとってスニーカーは自己表現の手段の一つであり、価格や機能に加えてデザインやブランドイメージが重視されるようになってきている。
1982年創業のベトナムを代表する靴ブランド「ビティズ」は長年にわたり、安くて丈夫な靴やサンダルのメーカーとして広く知られてきた。しかし、2000年代に入り、グローバルブランドの本格参入によってスニーカー市場の競争が激化する中、「親世代が履いている靴」というイメージが強かったビティズは客層の高齢化やブランドの鮮度低下に直面する。

















