三菱商事は9月21日、フィリピンの大手財閥アヤラ・コーポレーション(AC)の株式を追加取得すると発表した。約1200億円を投じる。2026年度中の取得完了を予定しており、三菱商事のACに対する議決権ベースの持ち分は20%になる見通し。
ACはフィリピンで不動産、金融、通信、エネルギー、インフラ、ヘルスケアなど幅広い事業を展開するコングロマリット。2024年に三菱商事はACと包括的提携契約を締結し、フィリピン最大の決済アプリ「GCash」を運営するミント(Mynt)社に両社の合弁会社を通じで出資していた。
三菱商事はACについて、「今回の戦略的アライアンスの強化を通じ、金融、通信、リテイル等の幅広いC2B事業領域における協業を深化させる」とし、人口増加と経済成長が見込まれるフィリピンで新たな事業機会創出につなげていく考え。
ACは2019年にローソンと業務提携を結び、フィリピン内での店舗展開を進めている。26年8月時点で247店舗を展開しているが、19年の業務提携合意時に定めた23年度500店舗規模の目標には到達していない。親会社三菱商事のACへの追加出資がローソンの出店加速を後押しする可能性もある。
(冒頭の写真は三菱商事本社)
















