ファミリーマートは6月1日、セブン銀行のATMの導入とサービス提供を開始した。現在設置しているイーネットおよびゆうちょ銀行のATM全約1万6000台を、2030年までに順次入れ替える。

 本施策は伊藤忠商事とセブン銀行による資本業務提携を背景とした戦略の第一弾の位置付け。今後設置を進める「ファミマATM」は、セブン銀が全国展開する機種と同様のサービスを備える。現金の入出金に加え、コード決済や電子マネーへのチャージ、マイナンバーカードを活用した本人確認や口座開設などにも対応する。

 今後想定するファミマのサービスとの連携としてはまず、現在セブン銀ATMでは対応していない「ファミペイ」へのチャージ機能の実装を急ぐ。ゆくゆくはファミマが店内に展開するサイネージとの連動なども見据える。

 ファミマの小谷建夫社長は「店舗で提供する金融サービスのレベルが上がることで、お客様との関係性強化が図られる。日々のお買い物に加え、金融、さらにはメディアサービスが連携し、お客様の日常に欠かせないクロスポイントになる。そんな新たな成長に向かう第一歩」と語った。

 セブン銀の松橋正明社長は「ファミマさんとは株主の伊藤忠商事さんも含めると、より広い協業の可能性がある。今回のATMや金融の領域に限らず、今後もいろんな連携を模索していけるアグレッシブなパートナー」と述べた。

左から、ファミリーマートの小谷建夫社長、セブン銀行の松橋正明社長