「料理の仕方はこちらで考えるので、とにかく物件を持ってきていただきたい」と語るのは、バローホールディングス(HD)の小池孝幸社長(冒頭写真)だ。2024年11月に念願のバロー屋号での関東1号店となる横浜下永谷店(横浜市)をオープン。すでに関東でも複数の食品スーパーチェーンを抱え、ペットショップなども展開しているが、ここにバローの新規出店などを重ねることで、早期に関東での売り上げを500億円まで引き上げる計画を打ち出している。
その成長に不可欠なのが出店だ。強みはバローグループが抱える多様な業態にある。バローのようなベーシックな食品スーパーもあれば、八百鮮やたこ一のように青果や水産に特化した小型専門店もある。小池社長は「恐らく一流の物件は来ない。二流、三流の物件であっても料理できるということをしっかりお見せしないと、早期の500億円という目標には到達しない」とし、グループ各社に対して「どこで出動要請があってもいいように準備しておいてくれ」と発破をかけている。




















