無印良品を展開する良品計画の快進撃が続いている。2024年11月に清水智社長(冒頭写真左)体制がスタート以後の伸び率が尋常ではない。社内の雰囲気も明るくなり、本社スタッフが伸び伸びと業務に集中している様子が商品発表会などからうかがえる。

 25年8月期の業績予想を3回にわたって上方修正し、売上高と各段階の利益はいずれも過去最高を更新。好調の要因として情報発信の強化によりSNSでの拡散も進み、10代の若い顧客が増加したこと。また、在庫管理の改善も、リピート購入に繋がった。商品面ではコア商品と位置づけているスキンケアの海外展開が順調に進み、売り上げの伸長に貢献した。国内外の店舗数の増加に加え、既存店売り上げが好調に推移し、営業収益は7846億円(前期比18.6%増)、営業利益は738億円(同31.5%増)となった。26年8月期も増収増益を見込み、中期経営計画(25~27年度)の1年前倒しが達成できる状況。国内の収益性強化に加え、海外では、欧米の出店再開・東南アジア全域での出店を加速させる。28年8月期に営業収益1兆円、営業利益1000億円、営業利益率10%を目標に掲げた。

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