成長著しいメコンデルタ地帯に初出店

 イオンがベトナム事業の成長スピードのギアを上げる。その契機となるのが、10月4日にオープンしたイオンタンアンショッピングセンター(SC)だ。これまでイオンがベトナムで展開してきたSCと異なるのは、イオンベトナム自身がデベロッパーも手掛ける中規模SC(CSC)であること。これまでイオンベトナムの店舗展開は、イオンモールが開発するショッピングモールの核店舗か、GMSでの単独出店だった。CSCはその中間の規模となり、イオンモールでは商圏上、出店が難しかった地方中核都市にも出店が可能となるほか、モールより開発が比較的短期間で済むメリットもある。イオングループはこのCSCでの出店を皮切りに、ベトナムにおける店舗網を2030年度までに現在の3倍以上にする計画だ。

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