イオンリテールは10月10日、H&BC売り場「グラムビューティーク」の最新版を大阪府守口市のイオンスタイル大日に導入した。

 最大の特徴は、「見て・触って・試せる売り場」だ。グラムビューティークは扱いカテゴリーが化粧品、医薬品、健康食品、介護用品、ペット用品、日用品と多岐にわたりワンストップの利便性がある一方、各商品の魅力が伝わりづらいという課題があった。

 そこでビューティ売り場に「ビューティカウンター」(冒頭写真)を設置。プチプラコスメやアジアンコスメを気軽に試すことができ、メイクのバーチャル試着ツール「ARバーチャルメイク」を使うことで、商品の色味や質感を考慮して商品が選べる。

 またクロエなどのラグジュアリーフレグランスや理美容家電を試すことができるコーナーを充実させたほか、大型サイネージによる新商品やおすすめ商品の情報発信、売れ筋コスメランキングコーナーも設けた。

 品揃えや見やすさも重視。アモーレパシフィックやルナソルといったMZ世代に人気のコスメやエイジングケアブランドのアテニアなどを取り揃えたほか、チュチュアンナのソックスなども扱う。自社スキンケアブランドのグラマティカルやコペルニカは専用什器でより見やすく、需要が高いフェイスマスクは約200種類を取り揃え、壁一面に展開するなど楽しさも心がけている。

約200種類を扱うフェイスマスクコーナー
無菌調剤室を新たに導入した

 このほかペット用品売り場ではペットウエアの試着台を設置。ペット家電はモニターで商品の特徴を紹介する。調剤では無菌調剤室を新たに導入したほか、子どもが調剤の待ち時間に利用できるキッズスペースを設けた。まずは大日での検証を進め、今後の展開店舗拡大につなげていく意向だ。