日本調剤は9月17日、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズによるTOB(株式公開買い付け)が16日で終了したと発表した。買い付け金額は約860億円で、9月24日をもってアドバンテッジ子会社が日本調剤株72.8%を保有する筆頭株主となり、日本調剤は上場廃止となる。これまでは三津原庸介氏ら創業家で62.12%を保有していたが、今後は19.48%に留まる。

 また16日には、日本調剤の前社長で現取締役上席執行役員の笠井直人氏の取締役辞任が発表された。辞任は9月30日の予定で、一身上の理由としている。同社は合わせて10月1日付の組織改編で、「保険サービス事業部」の「ライフサポート事業部」への改称も発表した。

取締役・執行役員の担当職務及び業務委嘱事項(発令日:2025年10月1日付)

氏名 役職名 新職 旧職
笠井 直人 取締役 上席執行役員― DX戦略・特命担当
藤本 佳久取締役 上席執行役員ライフサポート事業部長、総 務・人事・リクルーティング・ ライフサポート事業・リスク管理・コンプライアンス統括担当、CSO保険サービス事業部長、総務・人事・リクルーティング・保険サービス事業・リスク管理・コンプライアンス統括担当、CSO
櫻井 琢也執行役員 グループ経営企画部長 兼 DX戦略室長、DX戦略・広報・サステナビリティ統括担当グループ経営企画部長 兼 DX戦略室長、広報・サステナビリティ統括担当