性差を問わない自分らしさ、”ウェルビーイング”を後押し

「女性」メインの店から「ジェンダーレス」な店へ――。

 誕生から24年目を迎えた「ナチュラルローソン」がブランドコンセプトの刷新に乗り出した。新たなターゲットは性差を問わず、自分らしい生活を送る全ての人と設定。MDもそれに合わせて見直しを行い、新提案としてお客が好みに応じて具材をカスタマイズできるサラダボウルの販売も始めている。

 ローソンのサブブランドであるナチュラルローソンは2001年7月、東京・自由が丘に1号店を出店した。女性の社会進出の広がりを受け、「働く女性」をコア客に定め、当時のコンビニでは珍しかった「美と健康」の提案を強化。商品開発ではレギュラーローソンのラボ的な役割も果たし、ナチュラルローソンから売り出した「ブランパン」「もち麦おにぎり」などはやがて全国展開の定番品となった。都市部を中心に出店し、店舗数は現在、東京、神奈川、埼玉、千葉に132店まで広がっている。

レギュラーローソンでも定番となった「ブランパン」

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