セブンイレブン・ジャパンは6月17日、随意契約による備蓄米の販売を開始した。

 まず東京の葛飾・蒲田エリアの150店、大阪の梅田エリアの60店、四国の愛媛西部の60店で売り出した。精米・物流の兼ね合いで、6月中は都内と大阪、四国を中心に7000店で販売し、7月中に全国販売を見込む。

 2021年の備蓄米を無洗米として2kg税込み755円で販売する。「消費者の利便性を踏まえ、簡便な無洗仕様の小容量パックにした」(赤羽哲 東東京ゾーン ゾーンマネジャー)。1店あたりに並ぶ個数は10個程度になるという。

 セブンイレブン葛飾柴又4丁目店(葛飾区)では17日の午前7時に備蓄米を店頭に並べた。店舗近くに住む70代女性は「スーパーにもなく、ずっと探していた。近場でお米が買えてうれしい」と話した。同店ではおよそ1時間半後に10個が完売した。

葛飾柴又4丁目店に来店し、備蓄米を買っていくお客
同店では1時間半ほどで備蓄米10個が完売した

 コンビニでの備蓄米販売については、ファミリーマートとローソンが今月5日、東京や大阪の一部店舗で発売した。6月中には全国の店舗で販売する。ミニストップは同16日からネット予約を始めた。東海、近畿、四国の各店舗から受け取れるようにし、他の地域にも順次広げるとしている。