三菱食品が5月8日に発表した2025年3月期業績は前年対比で増収増益となり、営業利益以下は4期連続で過去最高を更新した。新年度は引き続き中期経営計画「MS Vision 2030」に基づいた戦略遂行に注力し、デジタル技術を活用したデータ分析プラットホームの構築や物流効率化を推進。新需要開拓に向け、海外での事業展開も本格化させる。京谷裕社長(冒頭写真)は、同日発表された親会社の三菱商事による三菱食品の完全子会社化に触れ、「両社の経営資源を一体化することで、中計の前倒し達成を目指したい」と語った。
業績数値は、売上高が2兆1208億円(前期比1.6%増)、営業利益が316億円(6.9%増)、経常利益が333億円(6.1%増)、純利益が232億円(2.6%増)だった。