イオンフィナンシャルサービスは、自社発行のクレジットカードでの不法利用が今年度99億円に上ったことを明らかにした。オフライン取引で第三者による不正利用と認められたものの合計額で、今期決算の特別損失に貸倒関連費用として計上する。これにより、当期純利益も、当初予想の210億円から23億円(11%)減の187億円になる見通し。
一方、取扱高の拡大や経費コントロールの強化などにより、営業収益は当初予想比131億円(2.5%)増の5331億円、営業利益は同63億円(11.5%)増の613億円、経常利益は同74億円(13.5%)増の624億円と当初予想を上回る見通しだ。