イオンフィナンシャルサービスは、1月14日開催の取締役会で、白川俊介会長の代表取締役社長兼務と木坂有朗取締役兼常務執行役員(冒頭写真)のイオン銀行社長就任の決議を行ったと発表した。

 これは、藤田健二社長の解職に伴うもの。イオンフィナンシャルサービスは、子会社であるイオン銀行が、昨年12月26日、金融庁より銀行法第26条第1項の規定に基づく業務改善命令を受けたことを重く受け止め、役員体制の早急な見直しが必要と判断。子会社の管理監督責任を明確にするため、藤田社長からの辞任の申し出を受理し、解職とする決議を行った。

 イオン銀行社長に就任する木坂氏は、1974年生まれの50歳。97年にイオンクレジットサービスに入社。イオンマイクロファイナンスミャンマーやイオンクレジットサービスマレーシアの社長を歴任した後、23年6月から、イオンフィナンシャルサービスの取締役兼常務執行役員 経営企画本部 本部長を務めていた。