イトーヨーカ堂は10月30日、首都圏のイトーヨーカドー50店にてホームセンター・カインズのPBの取り扱いを本格的に始めた。
販売するPBは洗濯用品、掃除用品、キッチン用品を中心とした日用雑貨など約30アイテム。2023年6月からイトーヨーカドー横浜別所店(横浜市)で実施してきたテスト販売が好調だったことから、この度展開店舗を東京20店、千葉9店、埼玉7店、神奈川14店に広げた。
イトーヨーカ堂は、生活者のワンストップショッピング需要に対応すべく、「フード&ドラッグ戦略」を成長の重要な柱に掲げ、食品だけでなく、日用品や医薬品などの品揃えを強化するとともに、レイアウト変更の改装を進めている。カインズの機能性、デザイン性に優れたPBを展開することで、さらなる利便性の向上を図る狙い。
カインズは、首都圏の駅前など同社の未出店エリアに店舗を構えるイトーヨーカドーの売り場にPBを置くことで、これまでリーチできていなかったお客に商品価値を訴求したい考えだ。