ユニクロは9月12日、全世界の店舗数が13日までに2500店舗を突破すると発表した。

 今後は、欧州、北米、アジアで、主要店舗20店舗超を含む新店舗のオープンを予定。特に近年、LifeWearのコンセプトが共感を得て、ブランド認知と顧客層の拡大が続いている欧州および北米での出店を加速するという。

 欧州では引き続き、新規都市および主要都市一等地への出店を進め、LifeWearのブランディングを強化。ポーランドに初の常設店舗をオープンするほか、オランダ第2の都市ロッテルダムに初出店する。さらに、イタリアの首都ローマの2号店として、欧州有数の鉄道駅ローマ・テルミニ駅構内に欧州事業初の駅ナカ店舗をオープン。また、ロンドン中心部でも主要ターミナル駅キングス・クロス・セントパンクラス駅周辺の大規模再開発エリア「Coal Drops Yard」に出店する。このほか、デンマーク コペンハーゲン、オランダ アムステルダムでそれぞれ2号店となる店舗を含む計6店舗を新規オープンする。

 北米では、10月に米国南部のテキサス州に初出店、今秋だけで同州の主要都市ヒューストンとダラスを含め、州内に5店舗をオープンする予定。さらに、西海岸のカリフォルニア州にも6店舗を新たにオープンするなど、店舗網を拡大する。

 アジアでは、韓国ソウル中心部の大型商業ビル「Lotte World Mall」に同国最大のユニクロとなる店舗をオープンするほか、19年に初出店したインドでも、主要都市への出店を予定している。

 また、タイのバンコクには、海外で初となる新デザインのロードサイド店舗を出店。「お客様が集う店舗」「ユニクロの企業姿勢を知っていただく店舗」であることをコンセプトとし、昨年4月に日本にオープンした「前橋南インター店」を原型としている。

 日本では、新宿中心部に出店する「新宿本店」を含め、主要店舗5店舗のオープンを予定。

 今年、40周年を迎えたユニクロは、今春にもイタリアの首都ローマ、英国スコットランド エディンバラに初の店舗をオープンし、新規都市への出店を拡大しているほか、中国武漢では初の地域旗艦店をオープンし、世界の主要地域・都市で店舗を通じたブランディングを強化している。特に欧州では、来年には大規模自動倉庫を建設するほか、R&Dセンターもロンドンで立ち上げる予定で、より一層注力していく姿勢だ。

(冒頭写真、オランダ アムステルダム中心部の歴史的建造物にオープンするUNIQLO Koningsplein店)