魚商品を一堂に揃えた「魚ゾーニング」を形成

 ヤオコーは9月6日、埼玉県久喜市に同社最大の売り場面積となる久喜吉羽店をオープンした。ヤオコーは店舗網を国道16号を境として南北に分けており、同店は北エリアにおける旗艦店との位置づけだ。

 この店で掲げる政策テーマは、ミドルシニアに特化したベーシックな商品の磨き込み。ヤオコーではミドルシニア層を、子育てを終えた50歳以上の夫婦と定義している。この数年エリアの南北でお客の購買行動に顕著なニーズの違いが見られ、特に北エリアはミドルシニアが多く住むエリアであること、また2021年10月にオープンした旗艦店の和光丸山台店(埼玉県和光市)ではヤングファミリーに特化した新しいMDを開発したが、「若い層には支持された一方、保守的な客層には十分に支持されなかった」(川野澄人社長)との反省もあり、今回は新しさよりもベーシックな商品の磨き上げで、お客の支持を得たい考え。

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