マツキヨココカラ&カンパニーが8月13日に発表した2025年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比4.6%増の2597億円、営業利益が同1.0%減の172億円、経常利益が同1.6%減の183億円、純利益が同2.7%減の116億円で増収減益となった。新規出店27、閉店7で、24年6月末時点の店舗数は3484店舗。25年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。

 力を入れているPB化粧品では、同グループ初のメンズスキンケア・ヘアケアPBとなる「KNOWLEDGE(ナレッジ)」の販売を4月から開始。また、化粧品メーカーの伊勢半と共同開発するPB「nake(ネイク)」からも「フィックスミスト」を新発売した。今後も、1億5039万(24年6月末時点)の顧客接点数から得られる購買データなどを商品開発やお客の利便性向上に生かす方針だ。

 また、同グループではグローバルの重点戦略として「アジア市場での更なるプレゼンス向上」をテーマに「グローバル事業の更なる拡大」に取り組んでいる。25年3月期第1四半期は4月にグアムへ1号店をオープン。そのグアムを含め、タイ28店舗、台湾23店舗、ベトナム8店舗、香港10店舗で海外では合計70店舗となった。