〝タコライス発祥の町〟直伝のスパイスの秘訣

「金武町監修タコライス」(冒頭写真)。7月にセブンイレブン・沖縄が発売した新商品だ。本土に住む人は、それだけ聞いてもピンと来ないどころか、「金武町」を「きんちょう」とすんなり読める人の方が少ないかもしれない。しかし何を隠そう、金武町はタコライス発祥の地。セブンイレブンは沖縄においても自治体や生産者との連携を深めながら、地域に根差した商品づくりに邁進している。

 セブン沖縄と金武町の取り組みは早3年目を迎える。これまでも試食や意見交換などで協力を得ながら、「タコミートドッグ」や「タコミートおむすび」などの商品を開発してきた。そして今回、本丸のタコライスの刷新に着手。タコライスはセブンが沖縄にオープンしたその日から売り場に並べてきた商品の一つだ。が、商品本部の大嶋龍斗マーチャンダイザーによれば、「地域に求められる味の答えをずっと探してきた」試行錯誤のメニューでもあった。5周年の節目を機に、積年の課題に切り込んだ。

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