商品力で勝負する原点に立ち戻る
今年3月、4月の既存店売上高がコロナ前の19年度を上回ったことは、セブンイレブンにとって大きな朗報となった。タバコの値上げなどで19年度を超えた瞬間はあるが、営業政策によって、しかも2カ月連続で上回ったのはこの2年で初めてであるからだ。
その牽引役となったのは、今年1月から連続で実施しているフェアだ。北海道フェア、アジアングルメフェア、ご当地有名店麺大集合、カレーパーティー、イタリアンフェアなど「ワクワク・驚き」が共通テーマながら、毎回切り口を変えて十数品目ずつ展開。しかもそのすべてが全国176の専用工場で製造されるデイリー商品だ。