1日4便を3便へ沖縄から全国に拡大

「今のままでいいはずがない。改めてロジスティクス全体を見直し、最適なスキームに組み替えていく必要がある」。セブンイレブン・ジャパンの笠石吉美執行役員QC・物流管理本部長(冒頭写真)が語る課題感だ。この50年間、高度な仕組みづくりによってコンビニの成長を牽引してきた同社だが、その事業モデルを支える根幹の仕組みこそ物流と言っていい。次の50年を見据え、物流も今、大きな変革の時を迎えている。

 1日4便体制。セブンイレブンが構築し、現在大半の店舗で採用されているデイリー商品の配送形式だ。弁当類やおにぎり、惣菜などの日々の食事をお客に高鮮度で、充実した品揃えで届けるため、朝食前、昼食前、夕食前、深夜に商品を運び込んでいる。きめ細かな発注・配送のサイクルは、店側の欠品、機会ロスを防ぐことにも寄与してきた。

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