三井不動産の「三井アウトレットパーク」(以下、MOP)、三菱地所・サイモンの「プレミアム・アウトレット」(同、PO)に代表されるアウトレット型商業施設が息を吹き返している。アウトレットのコロナ前の国内市場規模は約8000億円だったが、コロナ下では6000億円程度までに低下。23年度は9000億円規模に回復、24年度以降も伸びが期待できることから各社新設、増改築に力を入れている。

 最大手POの23年度テナント売上高は4069億円(前年比17%増)と過去最高を更新。中でも、多くのラグジュアリーブランドが集積し、最大の売上高を誇る御殿場POは1240億円(前年比27%増)となり、国内のアウトレットモールで初めて売上高1000億円の大台を突破。ショッピングセンター(SC)売上高1位のラゾーナ川崎プラザを超えた。

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