スギホールディングス(HD)は、5月10日、インドネシアのPT Mustika Ratu, Tbk(以下、「MR」)との間で、インドネシア事業の開始に向けた基本合意書の締結に合意したと発表した。

 MRは、インドネシア証券取引所に上場する企業で、ジャワ島の伝統的なオーガニックハーブを使った化粧品、健康食品、サプリメント等の製造・販売事業を展開しており、インドネシア国内のほか、アジア、中東、アフリカ、北米の約30カ国への販売実績を誇る。また、ハラール認証への対応が可能な製造工場を持ち、サウジアラビア等のハラール規制が厳しい中東各国への輸出実績もある。

 スギHDは、今回の合意により、インドネシアへの自社開発商品を中心とした日本製品の輸出や、ハラール認証を取得した新商品の開発、両社の販売ネットワークを生活かしたグローバルな販売展開に期待を寄せている。

 スギHDは、台湾、ベトナム、マレーシア、香港、タイで現地の有力企業と業務提携を行っており、今回の提携は6カ国・地域目となる。