「おにぎり」「セブンカフェ」「揚げ物」「サラダ」に注力
「2024年度は二極化する消費に対応するとともに、中食は基本商品を磨き込んでいく」。セブンイレブン・ジャパンは3月27日、千葉市の幕張メッセにて加盟店向け商品展示会を開催した。同日開いた記者説明会で、青山誠一取締役常務執行役員商品戦略本部長（冒頭写真）は、今年度の方向性についてこう述べた。近年の物価高の影響や実質賃金の伸び悩みから「健康よりも経済性志向が上回る状況」と指摘。これに対応すべく24年は、「松・竹・梅」の価格政策を継続。高価格の「松」、中価格の「竹」、低価格の「梅」をバランスよく品揃えすることで多様な価格ニーズに対応していく意向を示した。
主力商品である中食については「他業態が参入し競争が激化」と認識。その対応は、お客からの評価が高い〝美味しさ〟を武器に「基本商品を磨き込む」（青山取締役）方針を打ち出している。
