有人レジもセミセルフ化、たばこの販売も効率的に

 セブンイレブン・ジャパンの省人化実験が住宅地から都市部へと進んだ。場所は、昨年12月12日にリニューアルオープンした東京・千代田区の麹町駅前店。7月の東京・町田玉川学園5丁目店の住宅地立地の実験に続く第2弾となる。麹町駅前店は事業所立地の比較的売り上げが高い店舗。人手が充足している中、省力化で生まれた余力をどれだけサービス向上などにつなげられるかを検証する。
 

 麹町駅前店で力を入れたのが、レジ回りの効率化だ。改装前に6台あった有人レジを4台に減らす一方、新たにセルフレジを5台導入。西海憲孝省人化プロジェクトリーダーは、「都市部はキャッシュレス決済の利用が多い」ことに着目。そこで、セルフレジは、現金払い対応を2台のみにし、残り3台をキャッシュレス払い専用に。また、有人レジもセミセルフ方式に変更。店員が商品を袋詰めしている間にお客自身が支払いを済ませることでレジ待ち時間を従来の3分の2に抑えられると見ている。

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