消費の二極化を捉えた松竹梅の品揃えを深める

「あらゆる環境変化に柔軟に対応していく」。セブンイレブン・ジャパンは9月20日、東京ビッグサイトにて2023年秋冬商品政策説明会を開催した。会の冒頭、青山誠一取締役常務執行役員商品戦略本部長はコロナ後の人流回復の一方で起こっている物価上昇、それに伴う消費マインドの変化などについて指摘。これらに対応すべく、今年度初めに掲げた「価値訴求」「経済性への対応」「健康・環境対応」を一層進め、お客のニーズに寄り添う戦略をブレずに貫くとした。

 まず「価値訴求」では、セブンのアイデンティティともいえる品質の磨き込みを継続する。上期に発売した「八代目儀兵衛」監修のおにぎりが好調なことから10月末に新商品「熟成紅しゃけ西京焼き」を投入。併せて好調なカップデリの開発を強め、秋からはオープンケース3段の展開を4段に拡大する。またニーズが高まる冷凍食品では、イトーヨーカ堂と共同開発した「イーズアップ」シリーズで初となるアルミ鍋にチャレンジ。10月から「肉うどん」の展開を開始している。

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