JMホールディングスが、物流を外部委託から自前化に切り替える。昨年5月、茨城県つくば市で稼働させたJMトレードセンターに続き、今年9月からは埼玉県八潮市のハナマサ配送センターも自前化に切り替える。2024年問題で懸念されている物流コストの上昇抑制に努める。

 24年7月期の上期決算説明会で、境正博社長が明らかにした。法改正により、トラックドライバーの時間外労働が年間960時間に制限されるのを受け、ドライバーとの運賃交渉が本格化している。境社長は、国が標準的な運賃として現在の水準から8%アップを示しているのに対し、「現場では10%前後の価格交渉がスタートラインになっているところが多い」と指摘。このままでは大きなコスト増になると判断した。

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