ローソンとワタミは3月14日、商品配送トラックの「物流シェアリング」に取り組むことを発表した。4月6日から、ローソン店舗へ商品配送を行っているトラックの非稼働時間を活用して、ワタミが運営する「ワタミの宅食」の商品を埼玉県東松山市の製造工場から首都圏(東京都・埼玉県)の営業所約20ヵ所へ配送する。
配送トラックのシェアリングを行うのは、両社とも初めての試みだ。配送する商品の温度帯やシェアリング可能な時間帯が合致したことに加え、両社の物流拠点が近かったことから、双方の課題解決や持続可能な配送網構築を目的に協業する。1日平均約3200食を配送する予定で、土曜・日曜・祝日に限定して実施。今後は2024 年度中を目途に、順次エリアを拡大していく方針だ。
2024 年問題で物流危機が叫ばれる中、業界の垣根を超えた連携をすることで、ローソンは持続可能な店舗網の構築を目指す。