ローソンは2月6日より、商品を約47%増量した「盛りすぎ!チャレンジ」キャンペーンをスタートさせた。3週間にわたり、おにぎり、調理麺、ベーカリー、デザートなど計12品を毎週4品ずつ発売する。商品価格は増量前を維持する。

 いずれも見た目にインパクトがある商品を取り揃えた。生ガトーショコラ(税込235円、6日発売)は、定番品と比べて、ショコラ生地、クリームなどの総重量をそれぞれ47%増やした。プレミアムロールケーキ(167円、13日発売)はクリームを、おにぎりの和風シーチキンマヨネーズ(135円、7日発売)は、ごはんとシーチキンマヨネーズを、ナポリタン(559円、同)は、麺をそれぞれ増量した。47%の47という数字は、全国47都道府県で楽しんでもらい、日本を元気にしたいとの思いから選んだという。

 梅田貴之商品本部長補佐は、「閉塞感が漂う環境の中で、少しでもワクワク感じてもらい、また家族や友人の方々とローソンにすごい商品があると少しでも話題にしてもらえたら」と語る。増量キャンペーン対象商品は、毎日50~60食を用意しているという。

 ローソンとしてカテゴリー横断の増量キャンペーンは初の取り組みだ。コンビニ業界ではファミリーマートが2021年に40周年記念で40%増量企画を展開するなどしている。商品の値上げ圧力が一層強まる中、単純値下げではない施策の重要性はますます高まりそうだ。