ちり紙交換の商売で蓄えたスズメの涙ほどの資金で始めた100円ショップの大創産業。創業者・矢野博丈氏は移動販売からスーパーの軒先を借りて事業を拡大した。1990年代、スーパーの幹部は「あんな商売はあだ花」と語っていたが、いつしか庇(ひさし)を貸して母屋を取られるような存在になっていく。近年では主要な商業施設には欠かせないキーテナントの一つに。また、セブンイレブンと提携して、多くの店内に「ダイソー」の専門売り場がある。

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