アメリカのディスカウントストアであるターゲットが、低価格PB「ディールウォージー」を開発した。ディールウォージー(deal worthy)は直訳すれば「取引する価値がある」、日本なら「お値打ち」といったところか。

 400近くの日常的なベーシック商品のほとんどを10ドル以下で、一部は1ドル以下の低価格で提供する。品揃えは、アパレル、アクセサリー、日用品、ビューティ、電子機器、ホームグッズに及んでいる。

 ターゲットで取り扱う品揃えの中でも最安値の価格帯となっており、スマホケースなどは、他ブランドより50%安くなっている商品も登場する。2月15日から販売を開始し、2025年初頭にかけて段階的に充実させていく計画。

アパレルや電子機器もラインアップする
2月15日から販売を開始し、2025年初頭にかけて段階的に充実させていく
スマホケースなどは、他ブランドより50%安いくなっている商品もある

 消費者は店舗やオンラインにて、または「ドライブアップ」や「オーダー・ピックアップ」といったネット注文商品の駐車場受け取りサービスなどを通じて、最短2時間で購入できるという。また、購入商品に満足できなかった場合、1年以内であれば返品して全額が返金される「返金保証」も行っている。

 ターゲットの食品・日用品・ビューティ担当最高責任者のリック・ゴメス執行副社長は、「われわれは、消費者にとって価値が最重要であることを理解している。ディールウォージーは既存客にアピールするだけでなく、さらに多くの新規顧客を開拓するだろう」と自信を見せている。

 ターゲットのPB商品群は年間売上高300億ドル以上に貢献し、過去10年間で3倍以上に成長している。15年前に投入された日常必需品ブランド「アップ&アップ」も、2月に全アイテムの4割に当たる2000品目をリニューアルし、25年初頭まで改良を続けていく。