「業務スーパー」をFC展開する神戸物産は12月15日、2022年10月期業績を発表した。売上高は4068億円(前期比12.4%増)、営業利益278億円(1.9%増)の増収増益となった。

 前期(22年10月期)は新店79、閉店22の純増57店で店舗数が大幅に増加。また既存店への出荷額も好調に推移した。同社が直轄エリアと呼ぶ北海道、関東、関西、九州の主なエリアの既存店出荷実績は通期で前年比104%だった。

 利益面についても、原材料の高騰や円安影響で粗利率は低下したが、売り上げの伸びと原材料の配合変更や製造コスト削減、為替予約によるヘッジ比率引き上げなどで営業総利益が増加。販管費も増加したが営業増益は達成した。

 23年10月期は関東、九州を中心に店舗開発し、40店の純増を目指す。また商品開発を引き続き強化し、現在34.74%のPB比率を高めることで、売上高4400億円(8.2%増)、営業利益297億円(6.8%増)の増収増益を目指す考えだ。