惣菜売り場が限界を迎えた銀座店来店者数の衝撃
「これだけ安ければ銀座に住めるかも」と笑う母娘がいれば、「こんなお客だらけのオーケーは初めて見た」と驚く男性客も。10月17日にオープンしたオーケー銀座店(東京都中央区、写真)。オープン後に迎えた初めての日曜日、午後3時の客入りはざっと400人を超え、大盛況だった。
オーケーが出店したのは商業施設「マロニエゲート銀座2」の地下1、2階。上層階にユニクロやGU、ダイソーなどが入る、銀座では異色の商業ビルだ。訪問時はビルの駐車場が満車で道路脇に5台が並んでいる状態。ただお客の3分の2はカゴを持っておらず、物珍しそうに売り場を眺めるだけ。それでも棚は欠品が随所に見られ、オープン日に地下1階青果入り口で売られていた目玉の松茸はすでになく、インバウンド需要を見越して品揃えされたロート製薬の美容液や久光製薬の湿布薬、業務用も見込んでたくさん並べられたワインもところどころ売り切れ。さらに最も人で溢れていた惣菜売り場はオペレーションが限界を迎えたのか、オーケー一押しのカツ重や、銀座店独自開発のA5和牛を使ったすき焼き弁当は見当たらず、外部仕入れの鶏ハンバーグ弁当を山積みする苦渋の対応を行っていた。