ウエルシアホールディングス(HD)は10月16日、介護事業強化のための組織再編を発表した。
HDの完全子会社であるウエルシア薬局の傘下にあったウエルシア介護サービスを、HDの直下に移す。ウエルシア薬局の持つウエルシア介護サービスの株式は、全てHDに現物配当する。期日は12月1日の予定。
ウエルシアは中期経営計画において、「既存事業の進化と深化」を掲げている。その重点施策の一つが介護事業で、サービスの事業規模拡大と収益改善を進めている最中だ。
さらなる成長加速には施策遂行のスピード化、事業間連携の強化が必須と判断。組織再編で持続的成長に向けた体制を構築していくとしている。
ウエルシア介護サービスは寺島薬局を出自としており、茨城県を中心に栃木、埼玉、静岡の4県で在宅介護17事業所のほか、デイサービス、グループホーム、介護付有料老人ホームなどを運営している。23年2月期の業績は、売上高21億7100万円、約200万円の経常赤字だった。